参加者…14名
( ●失語症者 〇家族、友人、他)
スタッフ:●A(マネージャー代理)
●B(ウエイトレス)
●C(マスター)
ボランティア:○泉、○熊谷
ゲスト:○DST
お客さん:●Eさん、●Fさん、〇Gさん(Fさんのお隣さん)
〇Eさん奥様、●Hさん、●Kさん、〇Iさん
〇Jさん(東村山在住、カフェ常連さん)
◎Bさん「一人じゃなかった」発表
(参考資料を見ながら説明)
Bです。2月11日に49歳になった。
ハッピーバースデー ありがとう 感謝の気持ちでいっぱい
おしゃべりカフェも誕生して1歳になった
脳梗塞発症して9年。失語症と共に歩んで9年。
思い…悔しい!
身近な人に伝えたい事、伝えられなくて悔しい!
あたりまえに出来たことが出来なくて悔しい!
孤独
申し訳ない・・伝えたくても伝えられない
悔しい。やっぱり今もこれが私の正直な思い。
色々なことにチャレンジしてきた。
本当は一人でやりたい。一人で何処へでも行きたい。一人で頑張りたい。
孤独の中で分かったこと
今までいろんな人に支えられてきたこと。
話せないことで人とつながれないと思っていた。
少しずついろんな人と出会う中で、言葉で上手く伝えられなくても思いは共有できる。
一人じゃなかった。
友達・家族・若竹・おしゃべりカフェのみんな・・・
こんなにいろんな人に支えられてきたことが分かった
これからも、もっと人と繋がりたい!
もっとざっくばらんにおしゃべりしたい。
おしゃべりカフェ。
尊敬できる人がいる。お手本になる人がいる。思いを共有できる場所。
1人じゃなかった!
質問 Q:脳出血?
(B)➡40歳の時左脳は全部取った。
最初は分からないことが多かった。
最近は分かってきた。話せるようにもなってきた。
今は電動カーに乗って一人で何処へでも行く
Q:道は分かるの?
(B)➡頭はクリアー
Q:理解は?
(B)➡相手が言っていることはわかる
計算・・足し算はOK 掛け算は難しい
Iさん Q:主人が失語症 言葉は話すがこちらが話すと主人は怒りっぽい
どうしてか?
DST ➡実際、ご主人に会っていないのでわからないが、
失語症には色々なタイプがある。
言葉を話せるが、聞いたことを理解できない失語症もある…流暢性失語症
症状は人それぞれ
Q:お医者様は自宅に帰るのは無理と言われたが、家に帰れないか?
DST➡ ご本人に会っていないので何とも言えない
Kさん 発症から3年たつ。
最初は順調に回復してきたように感じていたが、最近出来なくなることが増えた。
右足が上がらない
度忘れがひどい
でもこれからが勝負だと思っている。
・・・・・・・・・休憩・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◎DST失語症についてのお話
(資料・・マンガ家の描いた 失語症体験記 福元のぼる・福元はな 著)
福元のぼるさんのマンガイラストを参考に・・・・
失語症って・・・
ある日突然 異次元の世界へ
当たり前のことが、突然出来なくなり、
「なんで」言葉が理解できないの?
「なんで」文章が書けないの?
「なんで」話せないの?
「なんで」計算ができないの?
「なんで」読めないの?
➡孤独
発症から8年
まだ、「言葉や社会の壁」を「乗り越えられない」でいる
「社会」・・・「見えている」けどいけない「海の向こう側」
「言葉の岸壁」に隔てられた「遠い世界」
「失語症」という「孤島」にいる気分
「最近」自分の様々な症状を「認める」
➡「障害の受容」と「前進」
願望・・・「一人では難しい」けど何か「接点」を見つけて
少しずつ「社会」に近づきたい
病院を退院してから
●自宅
●失語症友の会
●デイサービス・デイケア
※ユニークな失語症友の会
「若葉の会」(千葉県)…絵画や書道「生命の灯ふたたび」
「さくらの会」(奈良県)… 世界で初の「失語症合唱団」
「長野県失語症友の会」…演劇「ぐるっと一座」
「若い失語症の会」
●「若竹」失語症友の会について●
2004年設立
近況報告・花見・カラオケ・旅行
失語症友の会「首都圏大会」での劇出演
↓
「料理がしたい!」「詩の群読をしよう!」
自分たちがやりたいことを行っていく
↓
「若竹」以外に「やりたい!」
➡「おしゃべり会」「言語教室」「おしゃべりカフェ」
「一人では難しい」けど
家族・友達・仲間・・・
「誰か」とならできない事ができ、やりたい事がやれる!
皆さんがやりたいことは?
次回 「おしゃべりカフェ」 10月28日(土)
午後 1時~3時