2月28日 失語症者と家族の話を聞く(1)
3回目になり、少し実行委員会も慣れてきました。
失語症者が中心になって運営し、失語症を知って欲しいとやっているカフェです。
今回のマスターは高橋博幸さん、ウェイトレスは谷田由紀子さんと斉藤信子さん、マネージャーは渡辺。斉藤さんは失語症と片麻痺を克服して復職した人。
参加者は失語症の人9人、家族7人、関心ある人6人、ST1人、和音1人、会話パートナー2人、総計26人。満員状態、うれしい悲鳴。
マスターの高橋さんの挨拶で、始め言葉が出なかった。みんながかたず(固唾)を飲んで見守る中、しばらくしてから「こうやってしゃべれないのが悔しい。本当に。でも一生懸命です」と話し出しました。
初めて参加した男性は「自分は軽い方だと思うが緊張すると、うまく話せない。その悩みはとてもつらい」と話してくれた。そこの運動型デイの指導員や看護師さんが4人も来てくれました。
今回のゲスト、失語症者本人の登場です。高倉幸次郎さん、正子さんの話。
会話パートナーの泉さんの絵入りの14年間の闘病の年表もあって、幸次郎さんの話もよく分かったと思う。幸次郎さんも、「もういい」と言いながら、少しずつ話をしてくれました。
正子さんの苦労話には心を打たれた。「人生すてたもんじゃない」の言葉に幸次郎さんも大きくうなづいていたのが感動的でした。
次回は失語症者の話(2)で、古畑裕さんとお母さんが登場します。3月26日です。
(渡辺鋼)
2016/3/3
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