第2回目(1月30日(土))おしゃべりカフェの報告-3回目は失語症者の話を聞く-

今日のカフェのマスターは高橋博幸さん。前回の渡辺鋼は小間使い役に。ウェイトレスは前回から、ひきつづき、谷田由紀子さんと藤谷裕子さん。

 今回はお客さんに注文を紙に書いてもらうように、専用のオーダーシートを作りました。これは成功でした。コーヒー、紅茶のほかに、今回は正月なので、おしるこを宮崎さん(家族)上野さん(協力者)が作ってくれました。

 参加者は失語症者8人、家族8人、関心ある人4人、ST2人、会話パートナー2人。総計24人。西東京市の運動型デイの指導員さんが3人参加して、激励してくれました。

 おしるこや飲み物が一段落してから、みんなで自己紹介をやりました。失語症者も堂々とやりました。

 今日の話題提供は、STの増本季美さんの「失語症治療における話しことばの重要性」。30分。

 失語症者がしゃべりたいと言う気持ちにぴったりの話だった。私なりに言うと、まず、しゃべりたい気持ちにさせることが大事。字を書いたり、絵で示したりするのは、おしゃべりするのとは違う。

 叫び、呼びかけ(短い単語)→言いたい気持ちを全身で表現する。はじめはこれの繰り返し。これが十分でないうちに、文字をやると、言語を視覚から覚えて、聞く力を弱めてしまう。文字に頼る前に、聞く力と全身で表現する力をつけようと話してくれた。増本さんは清瀬リハビリテーション病院で、今日参加している高橋さん、菊地さん、渡辺を治療してくれた人です。

 3回目は2月27日(土)、午後1時~3時「いっぷく(久米川駅そば)」。失語症者が話すようにする予定です。

 

2016(平成28)年1月30日