私が版画をやれるのは、4年前(2012年)に弟が作ってくれた「ろくろ」を改修した版木押えがあるからです。おかげで片手でやれます。絵を描くように版画をやるだけで満足していました。
しかし、版画らしい版画と思ったら、何もできなくなりました。色より影だと思ったりするが、表現する技術もないことに気づいたり。でも、好きにやってみようと思ってます。
去年(2014年)から、失語症者だけでやる群読をやり始めました。私は脳梗塞でなったが、脳出血や事故でなった人もいます。言葉を失くしたことを詩にして、失語症者自身で群読すると、話すことが何よりの願いだと気づきます。
私の作ったカレンダーが失語症者の支えの一つになればと思っています。
2015年10月4日 渡辺 鋼
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